建物滅失登記について調べてみました

2018年08月23日

本日は、京王地所の『不動産屋ブログ』に訪れて頂きありがとうございます。(^^♪

 

『不動産屋ブログ』では、日々の実務を通して私たちが感じていること、お客様に知っていただきたいこと、また、皆さまが不動産取引の中で『言葉はよく耳にするけど、それってどんな意味なの?』を解決できればと存じます。また、豆知識・私たちの活動も含めて不動産屋ならではのテーマで記事を書いていきたいと思います。時には愚痴も出るかもしれませんがその時はどうぞご容赦下さいませ。皆さまにとりましては、ほんの少しでもお役に立てればと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

今回のお題、滅失登記ですがどんなことかと申しますと・・・

 

建物自体が老朽化してしまい解体をする、火事で焼失してしまったので建物が亡くなった処理を行う、土地を更地にして売却をする、などいろいろな理由がありますよね。

理由はどうあれ、建物がなくなったら、そのことを登記しなければなりません。

 

この事を『滅失登記』といいます。

 

不動産が新たにできたときにする登記を『表題登記』といい、人間に例えると出生届みたいなものです。で、その建物がなくなったときの表題登記を全部抹消する登記を『滅失登記』といい、死亡届みたいなニュアンスですね。

 

滅失登記が完了して、除去された登記簿は『閉鎖登記簿』になります。

 

不動産登記とは、その不動産がどんなものか・所有している方がどなたかを記録しているものであり、その不動産で誰がどんなことをしたのか記録したものです。それらの記録がまとめられた台帳を『登記簿』といいます。

 

建物がなくなった場合は登記記録に「この建物はもうありません」とゆうことを記録しなくてはいけませんよね。この、登記を閉鎖する作業が『滅失登記』です。

 

現実には、滅失登記をしないでそのままにしてあるケースも散見されます。

現状は更地なのに、登記上建物が残っていると・・・。

 

滅失登記を行うのは法務局で行いますが、その情報は役所へ行きます。

すると、建物がある状態での税金算出・ない状態での税金の算出かわってきます。

売却する場合、滅失登記をしていないことによって不都合が出ることもあります。

 

滅失登記は、建物の解体後1ヶ月以内に行わなければなりません。申請を怠ると10万円以下の過料に処せられることもあるため注意が必要です。

 

滅失登記は「土地家屋調査士」に依頼して行うのが一般的です。

ただし、自分で行うこともできます。

ご自分で書類をそろえて申請する際、郵送なども可能ですが不備があった場合電話連絡の上補正なんてことになりかねないです。なので、できれば法務局へ行くのが理想的です。

滅失登記にあたって、そろえていただく必要書類は下記になります。

 

1.       建物滅失登記の申請書

不動産番号・所在・家屋番号・種類・構造・床面積の記載。登記簿謄本でご確認下さい。

 

2.       滅失した建物の登記簿謄本・建物図面・各階平面図・公図の取得

登記簿謄本・建物図面・各階平面図・公図の取得は必須です。

所有者の名前と住所の確認の為です。もし記載住所が現住所と異なる場合は住民票の写しや戸籍の附票など現住所にひもつく書類が必要になります。氏名が変わっている場合などは戸籍謄本などでひもつきを証明します。加えて抵当権がついていないことも確認します。建物図面により、場所の特定も行います。

 

3.       建物滅失証明書(+代表者事項証明書もしくは履歴事項証明書+印鑑証明書)

記入済の建物滅失証明書を解体業者へおくり捺印してもらいます。その時に必要になるのが会社の代表者事項証明書か履歴事項証明書、及び、会社の印鑑証明も同封してもらってください。

 

4.       滅失した建物が存在したところの地図

簡易的でもかまわないので地図を用意し、滅失した建物があったところに印をつけます。

ネット等で出力した地図で大丈夫です。

 

5.       写真

必須ではありませんが、滅失したことを確認するために現地写真を撮ってご用意下さい。

 

6.       代理権限証明書(委任状)

申請者本人が法務局へ行くことができない場合代理人申請も可能です。

登記簿謄本に記載されている所在・家屋番号・種類・構造・床面積をそのまま写します。

 

 

法務局に登記相談窓口が設置されている場合もありますので、不安な場合は作成した書類を持参してみてもらうのも方法の一つです。

 

登記するには平日に法務局に行く必要があります。

郵送で処理を行う場合は書留郵便で送付し、封筒の表書きに「不動産登記申請書在中」と記載し、切手を貼った返送用封筒も同封してください。登記完了後「登記終了証」が発行され送付されます。ただし、不備があった場合は電話連絡があり補正が必要となりますので、直接法務局へ行って書類を確認してもらうのがスムーズだと思われます。

 

滅失登記は「死亡届」みたいなものです。建物を滅失した際は「土地家屋調査士」に依頼をするか、ご自分で申請されるか、どちらにしても最後の作業になります。ご自分でされる場合は法務局や、該当ホームページなどで詳細確認の上行っていただければと思います。

 

漢字だらけの、かつ、長い記事になってしまいました。

お付き合いありがとうございます。賃貸のおざわでした(*_ _)