中古住宅売買 インスペクション告知義務化

2018年07月23日

 本日は、京王地所の『不動産屋ブログ』に訪れて頂きありがとうございます。(^^♪

『不動産屋ブログ』では、日々の実務を通して私たちが感じていること、お客様に知って頂きたいこと、また、皆さまが不動産取引の中で『言葉はよく耳にするけど、それってどんな意味なの?』を解決できればと存じます。また、豆知識・私たちの活動も含めて不動産屋ならではのテーマで記事を書いていきたいと思います。時には愚痴もでるかもしれませんがその時はどうぞご容赦下さいませ。皆さまにとりまして、ほんの少しでもお役に立てればと思います。どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 こんにちは。先ほど物件撮影から戻りましたが、暑さで脱水になりそうでした。(#^^#) 皆さまもお気をつけくださいね。

 

 

 本日は、今年の4月から宅建業法が改正され、インスペクションの告知が義務付けられたことについて触れてみたいと思います。

 

 2018年4月1日から宅地建物取引業法改正により、売買仲介の際に『インスペクション(建物状況調査)』の告知が義務付けられております。

 これは、中古住宅の取引において、宅地建物取引業者が売主や買主と取り交わす『媒介契約書』にインスペクションの斡旋の有無の記載が義務化されたためです。それに伴い、売買契約書類にも中古住宅に関しての項目が増えました。

 

 なぜインスペクション(建物状況調査)の定着を進めたのでしょう。

 アメリカやイギリスでは、住宅市場の80%以上を中古住宅が占めるそうですが、日本の中古住宅市場は、15%以下にとどまっているとのことです。その為、新築住宅を建てては壊しを繰り返し、まだ快適に住める家でも評価されず、壊して建て替えられてきている。地球環境にも負荷をかけていることにもなり、購入者は住宅ローン負担がついてまわります。

 そこで、国の住宅政策は新築住宅から中古市場活性化へ移行しつつあるようです。

 

インスペクション(建物状況調査)

 建物状況調査とは、既存住宅の基礎、外壁等の部位毎に生じているひび割れ、雨漏 り等の劣化・不具合の有無を目視、計測等により調査するものです。建物状況調査 は国の登録を受けた既存住宅状況調査技術者講習を修了した建築士(既存住宅状 況調査技術者)が実施します。

建物状況調査を行うことで、調査時点における住宅の状況を把握した上で、売買等 の取引を行うことができ、取引後のトラブルの発生を抑制することができます。ま た、既存住宅購入後に建物状況調査の結果を参考にリフォームやメンテナンス等 を行うことができます。 建物状 況調査を実施後、建物状況調査の結果、劣化・不具合等が無いなど一定の条件を満 たす場合には、既存住宅瑕疵保険に加入することができます。なお、既存住宅 瑕疵保険に加入するための検査の有効期限は1年となっています。

 

既存住宅瑕疵保険

 中古住宅売買の取引の多くは「現況有姿」=保証無しの取引となっており、その場合欠陥や不具合が見つかっても、買主が全額自費で修理することになるため、中古住宅購入の不安要素となっていましたが、インスペクション(建物状況調査)の斡旋(あっせん)がおこなわれることになり、中古住宅の購入を希望する方にとって「調査」と「保険による保証」を利用することによって安心して取引が可能となります。

 

 築20年を経過した中古住宅でも住宅ローン控除等の特別控除が受けられます。築20年を超える木造住宅(耐火建築物は築25年超)の物件には、住宅ローン控除(住宅ローン減税)、登録免許税について軽減措置の対象外となりますが、「既存住宅瑕疵保証保険」の付保物件(保険契約が締結された物件)については軽減措置を受けることができます。

瑕疵保険に加入するには、劣化診断を受け、必要な部分の修繕を行い、瑕疵保険の付保証明書を取得しなければなりません。

 

※中古(既存)住宅を売買する場合に、必ずインスペクション(建物状況調査)を実施しなければならないもので はありません。

※インスペクション(建物状況調査)の対象となるのは既存の住宅です。戸建て住宅、共同住宅(マンシ ョンやアパート等)共に対象となります。また、賃貸住宅も対象となります。 なお、店舗や事務所は建物状況調査の対象ではありません。

 

宅地建物取引業者には媒介契約書に「建物状況調査を実施する者のあっせんの有無」 について記載する必要があるため、売主又は購入希望者などに対して、建物状況調査の制度概要等について紹介することが求められます。その上で、売主又は購入希 望者等の希望があり、あっせんが可能な場合には、媒介契約書にあっせんの実施を記載するとともに、具体的な手配を行います。

 

 住宅ローンの負担は大きいですから、中古住宅を安心して購入できたら良いですね。

 

 本日担当あさおかでした。

 

 

建物