不動産会社と『媒介契約締結』3種類の意味

 

不動産会社に購入・売却の仲介を依頼するときには、「媒介契約」を締結します。

 

 媒介契約は、仲介のサービス内容とその対価である手数料などを明確にするための大切な書類です。後悔することのないよう、自分の意思を不動産会社にしっかりと伝えた上で、媒介契約を締結することが必要です。

媒介契約を締結すると、契約内容が明確になる一方で、依頼者にも様々な契約上の義務が生じますので、留意事項をしっかり押さえておきましょう。

 

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■専属専任媒介契約

  依頼者は仲介を一つの不動産会社にしか依頼することができません。(拘束力があります。)

  依頼者は取引相手を自分で見つけることができません。(拘束力があります。)

  依頼を受けた不動産会社は目的物件を国土交通大臣が指定した指定流通機構に登録します。(レインズと呼ばれているところ。)

 

■専任媒介契約

  依頼者は仲介を一つの不動産会社にしか依頼することができません。(拘束力があります。)

  依頼者は取引相手を自分で見つけても構いません。

  依頼を受けた不動産会社は目的物件を国土交通大臣が指定した指定流通機構に登録します。(レインズと呼ばれているところ。)

 

■一般媒介契約

  依頼者は仲介を複数の不動産会社に依頼することができます。

  依頼者は取引相手を自分で見つけても構いません。

 

※購入の仲介を依頼する場合は、「一般媒介」を締結することになります。(専属専任媒介や専任媒介を締結することはありません。)

 

 

 媒介契約は、購入・売却希望者が不動産会社に依頼する業務の仕様(どのようなサービスを受けるか)や仲介手数料などを事前に明確にすることで、仲介業務に関する トラブルを未然に防ぐためのものです。仲介の依頼を受けた不動産会社には、媒介契約の締結が法的(宅地建物取引業法第34条の2)に義務づけられています。

媒介契約の締結は、その後の仲介業務の入口となる重要なステップですので、内容をきちんと理解しておく必要があります。